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2005.12.14 展覧会

ゲルハルト・リヒター展

千葉の川村記念美術館にある「ゲルハルト・リヒター展」に行きました。

いや期待以上に良かった。僕には作ろうにも作れないような作品群だったけれど。彼の作風を僕なりに言うと「見えないレイヤー手法」だと思っているんですが、対象物までにはいくつもの透明のレイヤーが張られているように感じました。いい意味で突き放している印象を持ちました。

その「見えないレイヤー」そして「目に見えるレイヤー」含めて、非常にフォトショップ的な構造なんですが、彼の場合は実にアナログで(そりゃキャンバスに塗ってるんだからねぇ)それが良いなと。つまり生で、目の前で見て、触るように見ることのできる作品群だなと。ふだんは図版集めに必死な僕ですが、彼の場合、図版にするとその「見えないレイヤー」「見えるレイヤー」などの意味や表現の奥深さがすべて消失してしまうような気がしました。まあこういうことは、あらゆる作品について言えることなのだろうが。