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2006.8.9 日常日記

顔を出す

古い話ですが、亀田選手の試合のときの、T-BOLANの国歌独唱はやばかった。なんていうかこう、国歌のありかたまで考えさせられる第一声。その衝撃。サッカーのときのあややの比ではない。あややはどちらかというと事故だったが、T-BOLANは確信犯的なのだ。だから忌野清志郎のパンク君が代のほうに近かった。

これまでもサッカー試合前を中心に色んな歌手が国歌を歌ってきたけれど、「これはうまい!」と唸らされたのは北島三郎と森山良子くらいだった気がする。あとは何ていうか、「不思議なもの見たなぁ」という感覚だけが残る。でもそれがおもしろかったりするので、いつか「有名人の歌う君が代全集」というCDが発売されたら買うかもしれない。

しかし亀田選手が批判されていて可哀相だ。確かにおかしな試合だった…けれど冷静に見てあの親子はどちらかというと被害者ではないのか。問題の矛先は主催者だとか、バックアップしている広告代理店だとか、とにかく亀田に勝たせてお金もうけをしたいと思っている人たちに向けるのが筋な気がする。

mixiなんかニュースに意見書き込める機能があって、おもしろいんだけれど、でも悲しくなることのほうが多い。「亀田は礼儀がなっとらんし、なんか嫌い」みたいなことがたくさん書かれているが、そういうのをパブリックな場所で書き込んでいる「あなたの礼儀」というものは当然問われる。ネットで書き込んで、それを多くの人が見るという段階で、もう書き手はメディアの構図としては亀田選手と同じ土俵に上がっているのだと僕は思う。意見を言いたいのなら顔と名前を出せばいいと思うんだが、だいたい批判する人ってのはそういうことはしないわけで、なんだか不公平感を感じる。

話に脈絡がありませんね。最近、ちと忙しいです。来週は東京から消えます。ので、わりと更新できないっぽいです。