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2000.10.29 日常日記

判断力

新宿美術学院という美術予備校で行なわれた公開コンクールに参加した。公開コンクールとは、学科(国語、英語)と実技(静物デッサン)の総合点で順位を競う、美大受験における模試みたいなものである。結果は撃沈。

何を血迷ったか、本来縦構図でいれるべきところを、横構図で入れてしまい、(縦長のモチーフなのに)考えられないような低得点をゲットしてしまった。なんとか学科でカバーしたものの、うなだれてしまった。

相当、あがり性なんだなあと思った。講評会では講師が「技術や描き込みよりも、受験においては判断力が大事だ。」と必死に訴えていた。判断力。構図を縦に入れるか横に入れるか、どのタイミングで描くのをやめるか、残り時間が少ないのにまだ途中までしか描いていなかった時に、すでに描きこんであるものを消すのか消さないのか。

これこそ、自分に欠けていたものなのではないか。「描きすぎてよくないデッサン」と言われることがあるが、判断力がなかったのである。

2000.10.27 日常日記

誰にでもあると思うけれど、人には、「波」というものがある。当然僕にもある。ただ、波を気にする人というのは、これは分かれるところだろう。僕は、かなり波を気にする人である。

制作をしていると、痛切に波を感じる。デッサンとか、今まで描けていたのに、ある日突然ぱったり描けなくなることもある。周りの人もそうだと言う。

僕が今気にしているのは、どうやら波が人とは違うということである。一般的に、受験生の波というのは、一学期落ちて、夏に上がり、二学期に落ちて、試験の時期に上がってフィニッシュ、という形らしい。僕は、どう考えてもこの逆を辿っていっている。2学期のはじめにかなり好調だったのが、最近ぜんぜん描けなくなってしまった。この波の流れ、去年と同じでは…?? これは、不安である。

…と、こればかりは気にしてばかりいてもしょうがないので、前向きにがんばろうかな、とは思う。