判断力
新宿美術学院という美術予備校で行なわれた公開コンクールに参加した。公開コンクールとは、学科(国語、英語)と実技(静物デッサン)の総合点で順位を競う、美大受験における模試みたいなものである。結果は撃沈。
何を血迷ったか、本来縦構図でいれるべきところを、横構図で入れてしまい、(縦長のモチーフなのに)考えられないような低得点をゲットしてしまった。なんとか学科でカバーしたものの、うなだれてしまった。
相当、あがり性なんだなあと思った。講評会では講師が「技術や描き込みよりも、受験においては判断力が大事だ。」と必死に訴えていた。判断力。構図を縦に入れるか横に入れるか、どのタイミングで描くのをやめるか、残り時間が少ないのにまだ途中までしか描いていなかった時に、すでに描きこんであるものを消すのか消さないのか。
これこそ、自分に欠けていたものなのではないか。「描きすぎてよくないデッサン」と言われることがあるが、判断力がなかったのである。