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2010.12.8 日常日記

アサンジュとアサンジはどっちが正しいの?どっちが現地読みなの?

夫婦そろって腹くだし。吐き気も伴って、熱もあった。これはウィルス性、しかもノロかな? と思いきや、熱はさっさと下がるし、吐き気も大したことない。単なる食あたりという感じ。何を食べてこうなったのか考えてみたけれど、あまり意味のないことのような気もして、やめた。1日たった今は状態は割と良好。昨日、睡眠もバッチリとれたのに、朝からずっと調子が悪いのはなんでだろう、と考えていたが、この食あたりが原因だった。

ニュースのトップは海老蔵で、ウィキリークスのアサンジュさん逮捕は2の次か3の次という感じ。ウィキリークスの活動は善か悪か、正義かそうでないのか、考えだすとよく分からないけれど、とてもおもしろい話題だと思う。彼の頭の中では「完全なる正義」であることは分かるけれど、それはテロリストが自分の信念に基づいて爆弾をしかけるのと同じような、独善的で視野の狭いことのような気もする。公開された中の「ここを攻撃したらアメリカは困るぞ、という施設のリスト」というのは、それこそテロリストのための情報提供でしかないわけで、けっきょく情報そのものは誰でもアクセスできるべき、と言っても、それを悪用されたらどういう影響を与えるか、ということについては、案外想像されていないことが気になる。

とはいうものの、民主主義の国に暮らす人間からすると、たとえば中国による民主化運動家への締めつけというのはナンセンスに感じるわけで、同じような構図として、アメリカとウィキリークスの関係を考えてみると、彼らはもう少しまっとうな視点から主張をしているのかもしれないなぁ、とも思う。力でねじ伏せようとする感じというのは、アメリカには分が悪く、ウィキリークスの肩を持っている状況だと思う。もしかしたら、グローバル社会の中、情報の公開性については、たとえば後から振り返ったら、もっと当たり前に共有されている概念になっているかもしれない。

すこし調べてみたら、ウィキリークスの創設には、中国の民主化運動家が大きく関わっていると書いてあった。中国の問題と比較しながら考えてみるのは、置き換えとしては面白そうだな。そういえば中国の政治家も民主化運動家について「平和と秩序を壊す存在」みたいなことを言っていたしなぁ。アサンジュさんもアメリカの国務長官に同じようなことを言われていたような。

2010.12.7 日常日記,音楽

Get Behind Me Satan

ウィキリークスの活動は、すべてがいろんな団体からの寄付で成り立っているみたいだけれど、「すべての情報は公開されるべき」というアサンジュさんの熱意はすごいものがあると思うし、その熱意のために、誰かがお金を出したり、無償で協力したりする人がいるのは理解できる。なんというか、ボランティアというものの、理想的な形態を見ているような気持ちになる。

昨日は仕事にかなり集中できた。目覚めのコーヒーが良かったのかな。しかし今日は今のところ不調。コーヒーは関係ないのか。なにが日々の調子を左右させているのかが分からない。

Get Behind Me Satan
White Stripesの「Get Behind Me Satan」。彼らの作品は他に何枚か持っているけれど、このアルバムは他のアルバムとは感じが違うと聞いたので、買ってみた。確かに「感じが違う」。他の作品はギターとドラムだけ、みたいな感じだけれど、今回は色んな楽器の音が入っている。その意外な感じに加えて、どんな楽器を使っても、あんまりアプローチは変わらないという感じが、案外おもしろかった。調理法が確立している人は、食材が増えても、きちんとさばいて、まとめることができるのだなぁ。この人たちの音楽は、いつもシンプルで直球な肉料理というイメージ。それが魚料理でも同じような仕上がりになったのが今回、というか。もう少し繰り返し聞いてみよう。