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2010.12.21 日常日記

風通し

最近生活の中で「風通し」が良いとか、悪いとかという表現をよく使う。家の中の窓をひとつだけ開けても風は通らず、その窓の反対側の小窓をちょっと開けたりすると、一気に風の通り道ができたりする。窓は全開にしたからといって、その開けた分だけ風が通るというわけでもないのが面白い。そういうことを思い浮かべながら、制作活動や仕事の事を指して、「こういうことをすると、『風通し』が良くなるねえ」なんて言ったりしている。けっきょくそれは外とのつながりや開放性のことだったり、入力と出力の適切なバランスのことだったりする。やっぱり、風通しは良いほうがいいね。頭のどこかで心がけていよう、と思っている。

朝起きるとしらないおじさんが庭に居て、木を丸裸にしていた。無造作に葉っぱが覆い茂っているさまが好きだったけれど、全部刈られてしまった。

2010.12.20 日常日記

横浜中華街の海員閣というお店

両親と姉に誘われて、横浜中華街の海員閣という中華料理屋さんで夕食会をした。このお店は、父親が好きなお店で、家族でもずっと前に来た事がある。けれど、その頃は僕も小さく、子どもの口には合わない料理ばかりだったし、量が信じられないようなボリュームだったので、きちんと味わえなかった記憶がある。

今年のはじめに中華街を歩いたとき、唯一行列ができていたのもこのお店だった。店構えがほかのキラキラしたお店とは違って地味だし、古めかしい。そのときも興味がそそられて入ろうとしたけれど、時間が少し遅かったのか、「もう終わり」と断られてしまった。

コース料理を食べたのだけれど、コースはあらかじめ決められた料理が持ってこられる。海老、肉、肉、肉、肉、、、、と、大きな皿にひたすら肉ばかりが運ばれてくる。そのためちょっと飽きてしまったけれど、それがどれも庶民的な味というか、ひとつひとつ定食になっても良いような感じ。中華街にあってほしいお店というよりは、近所にこういう中華料理屋があったら、通い詰めるだろうなぁという味で、気取らなく美味しい。老酒がぴったり合った。子どもの頃も、そういえば同じような肉攻めにあって、「もう絶対これ以上食べられない」とうめいていたところに、信じられない大きさのコイが一匹、どでんとテーブルに出されて、ひっくり返った記憶があるけれども、父親の話によると、この制度はすでに廃止されたらしい。そりゃそうだろう、絶対に食べきれない。

もちろん今回も食べきれなかったので、お店の人が用意してくれたタッパーに詰めて持って帰った。子どもの頃はどうして口に合わなかったのだろう、と思ったけれど、いくつかの料理に入っている香草が原因だったんだろう。でも今は香草がどっさり入っているものも美味しく感じる。

帰り道、ぶらりとプーアル茶が餅状になったものを買って帰った。先日中国に行った友人からいただいたジャスミン茶もあるから、当分我が家はお茶には困らない。