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2011.4.1 日常日記

下北沢〜東松原散歩

下北沢で打ち合わせ。外の陽気はすっかり春。今年は花見をしたいものだ。花見の自粛という動きがあるらしいけれども、正直言って意味が分からない。季節の移ろいを愛でることに、なんの卑しさもない。カフェ・ド・パルファンというカフェは、以前からよく行っているのだけれども、ここはコーヒーが本当に美味しい。雰囲気も落ち着く。

打ち合わせ後、歩いて帰る。その途中に、「北沢めがね工房」があった。昨年めがねを買おうと思って行ったら閉店してしまっていたのだけれども、2月に場所を移して復活したそうだ。価格帯やデザインなどをふらっと見て帰るつもりだったのだけれども、店主のすすめで僕のメガネを綺麗にしてくれて、その間に少し談笑。かなり印象が良く、次のめがねの買い替えはたぶんここにするだろうと思った。

小腹が減ったので、いつも行く新代田のブーランジェリーカドーというパン屋へ。ここは本当においしい。カレーパンとピザパンを買って帰る。ピザパンは味噌が塗ってあって、すこし甘い。井の頭線の線路沿いには菜の花が満開でとても綺麗。

原発の事故に関して、中部大学の武田邦彦さんという方のブログを読んだのだけれども、今まで読んだ中でもっとも分かりやすかった。「ホンマでっか?!」とか呟きながら読んでしまった。実際「ホンマでっか?!」での武田氏の発言も好きだ。

このブログの中に「まず第1にどのくらいの放射線を浴びても良いかということを、自分ではっきりと決めておくことです。」と書いてあったけれども、このスタンスは非常に素晴らしい。科学だからといって、錯綜する情報に対して受け身に終始する必要はないのだなと再確認した。

http://takedanet.com/

2011.3.31 日常日記,映画

ホーリーマウンテン

昨日は(も?)あまり仕事には集中できず。とはいうものの、手がかりを見つけることはできたので、無駄な日ではなかった。もう2週間も遅れている。それなのに、合間合間に美空ひばりの映像ばっかり見て過ごしてしまった。本当に震えるぐらい良かった。あと、武満徹。武満徹の作品は端から買っていきたいと思った。

夜、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の「ホーリーマウンテン」を見た。とてもおもしろかったけれど、「映画としておもしろかった」という意味のおもしろさは無かった。実験映像を特集する展覧会に行ったら、全作品がまとめられたものを見せてくれた、という意味でのおもしろさは十分に味わったけれど。ひとつひとつのシチュエーションをきちんと映像にするということと、そのシチュエーションが他のシチュエーションと隣り合わせになることによる刺激が楽しかった。

ラストシーンも、キアロスタミ監督の「桜桃の味」と同じだけれども、「桜桃の味」の場合は、映画全体の文脈を考えたときにとても素敵なカットだけれども、「ホーリーマウンテン」の場合は、単に「最後のカットがそういうシチュエーションである」というおもしろさだけしかない。それはそれで面白いんだけれども、それぞれのシチュエーションがひとつの世界観の中にまとまったときのダイナミズムは感じなかった。

とはいえ、こうなったら「サンタ・サングレ」も見てみたいんだけれども、あいにく下高井戸シネマではやらない。レンタルビデオ屋を探すしかないのかな。でもやっぱり、映画館の、大きな画面で見たいよなー。

帰りはとても冷たい北風が吹いていた。北風が吹いていると、「この風で、東京にもたくさんの放射性物質が舞っているのかな」とか想像してしまう。意識しないようにしながら、ものすごく意識している。やかんでお湯を沸かして湯気が出ているのを見ても、核燃料プールはこんな感じなのかな?とか考えてしまう。経堂で飲もうかとも思っていたけれど、あまりに風が冷たいので断念して、明大前のマクドナルドでアイダホバーガーを買って帰った。テキサスバーガーがけっこう癖のある感じで好きだったのだけれども、どうもあのインパクトに及ぶものはなかなか出てこないなー。