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2011.7.27 日常日記

お久しぶりです。ダメ工房、閉鎖しました。

すっかり何にも書かなくなってしまった。仕事に忙殺されていた。今は、ようやく視界が晴れてきたという感じがする。逆に言うと、することが急になくなって宙ぶらりんでもある。

先日、2003年から僕が主宰していたダメ工房というサイトを閉鎖した。ずっと閉鎖しようと思っていたんだけれど、なかなかできなかったので、ほっとしている。うまく言えないけれど、もう自分の中で、何年か前に、あのサイトは終わっていたんだろうな。しかしウェブサイト上で何かをするということに飽きたということではなく、できるだけ早く次のサイトを立ち上げたいと思っている。本当はそのお披露目のタイミングで閉鎖したかったけれど、この数年は、なかなか新しい制作に取り組もうという機会を持てなかった。

暮らしのための生活費の調達に追われているから…というのは単なる言い訳なんだろう。本当に仕事のことを考えていたら、このポートフォリオサイトも、もう少しきちんとメンテナンスして、最新の仕事のことも掲載しているはずだし。自分自身に対しての興味が、かなり薄れているのを感じる。自分のことが好きでしょうがないなら、自然と身なりもきちんとなるものだ。創作にはそういう部分が決定的に必要だと思うけれど、僕はそれが今、かなり薄い。

2011.5.28 日常日記

味噌づくり2011


昨年に引き続き、経堂の太田尻家で味噌づくり会が行なわれた。昨年つくった味噌はあまりに美味しく、全部食べきってしまった。今年はもう少し量を多くしたいという希望があったので、あらかじめ材料を多めに用意してもらった。

まずは他の参加者が持ってきた、昨年つくったお味噌の味比べ。驚くべきことだけれども、写真のふたつのお味噌は、保管場所によって、まったく色も味も違っていた。色が薄いほうは、途中から冷蔵庫に保存していたもので(僕も同じように保管していたから、この色になった。)、濃いほうは、昨年のとんでもない猛暑にも関わらず、流しの下に置いておいたらしい。白味噌、赤味噌というのは、単なる保管方法の違い、熟成度合いの違いということだろうか。とても興味深かった。

味噌は、こうじ+茹でた大豆+大豆のゆで汁+塩をこねることで完成する。昨年の経験からか、段取りはスムーズである。せっかく大豆があるので、湯葉、納豆、おから、豆腐も作った。特に、昨年は湯葉を作る前にうっかりにがりを入れてしまい、全てお豆腐になってしまったというハプニングがあったため、湯葉は今回の一番のごちそうの扱いであった。鍋に入れた豆乳をゆっくり温めていると、牛乳の膜のごとく、うっすらと湯葉ができあがってくる。だいたい10分に一度、一口サイズの湯葉がとれる。ぜいたくな食べ物だ。味はほんのり甘く、実に上品な味だった。おからも、納豆も、ぜんぶ美味しかった。おいしい食べ物は幸せになる。味噌はかなり上手にできたと思う。あとはカビを生やさないように丁寧に管理するだけだ。


全部終わったあとは、楽しい夕食会。ウクレレをたくさん弾いた。あんまり練習していないけれど、なぜか少し弾けるようになっていた。