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2015.11.15 日常日記

価格と価値

ものを作っている方で、自分の作品の販売を外部に委託されている方がいまして、実際に予定されている販売価格を「安すぎるのではないか」と仰っていました。

僕はそれをとても興味深く聞いていました。その方が仰るには、価格が安い方がいろいろな人が手に取ってくれるだろうし、裾野も広がるだろうからそれは良いことだと思う、けれどもその作品を制作して完成させるに至った自分や周りの人の労力を考えると、それはあまりにも安いような気がしてしまう、と。

価格というのは下げたら良い、というものではないということは、僕自身も仕事を続けていく上でなんとなく分かってきたところでもあります。そのものに含まれている価値との釣り合いが常に重要になってくるように思います。それはとても漠然としたことなのでしょうが、特にものを作っている方にとってはとても大事なことだろうと思いました。