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2011.9.27 日常日記

高尾山〜陣馬山 2011年秋

先週末は、高尾山〜陣馬山ハイキングに二度目の挑戦。前回は5人で行ったが、今回は13人の大所帯。前夜はなかなか寝付けず、1時間しか睡眠できなかった。

案外、高尾山口駅から出ているリフトに乗るのが楽しみだったのだが、前々日、日本列島に猛威をふるった台風15号の影響で倒木が多く、運行中止となってしまった。実際、歩き始めてからも、「こんな巨大な木が」と思うような大木も根っこから倒れ、通路を塞いでいる箇所がいくつもあった。また、倒れはしなくても、半分より先がへし折れたり、木屑が散らばっていたりという木もあった。だから少し緊張感があったけれども、その折れた木からすごく良い香りが漂っていて、息をするだけで半身浴をしているような気分だった。反面、花や虫、植物等はあまり見られなかった。

前回との違いは、第一に気温である。前回は真夏で、高尾山頂に登った時点でペットボトルの水を2本飲み干してしまったし、体力の消耗も激しかった。今回は半袖では少し肌寒いという気候で、疲労はあまり溜まらないし、水分補給も少なくて良かった。第二には、一度歩いた道なので、ペース配分がきちんとできた。景信山の手前など、体力のない僕には厳しい箇所もあったけれど、それも「あともう少しで終わる」と考えるととても楽だった。

その景信山の休憩所では、なめこ汁と山菜の天ぷらを買って食べた。持参した梅干しおにぎりとの組み合わせは最高。この日は空気が澄んでいて、遠くに見える街並が綺麗だった。陣馬山の山頂では、「今年はじめてつくば山が見えた」と、声が堀紘一氏に似ている休憩所の店員が興奮していた。その後も楽しく歩いて、夕方に下山。下山は相変わらずきつかったけれど、拾った棒を使って降りたので、膝の負担は軽減できた。

今回のほうが達成感があった。自分なりにペースなど色々考えながら登っていたので、その目標に到達してのゴールだったからだろう。すごく疲れたけど。


陣馬高原下のバス停から高尾駅にバス移動、そのまま仙川駅まで移動し、「湯けむりの里」でお湯に浸かった。隣の座敷でビールを乾杯。これをするために山に登ったようなもので、実に美味しい。13人も一緒に行動して、どうなるんだろうと心配な面もあったけれども、それぞれマイペースな方々で、自分のペースが乱されることもなかったし、つかず離れずという感じで楽しく歩けた。翌日は当然、激しい筋肉痛。妻は「私は平気」と言いながら、頑なに動こうとしなかった。