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2010.12.28 日常日記

吉祥寺ハモニカ横丁の「美舟」というお店

大学の同級生10余名と、吉祥寺のハモニカ横丁にある「美舟」という大衆居酒屋。一度来た事があったが、1階のカウンターで飲んだだけだった。そのときトイレのために2階にあがった妻が、そのフロアのあまりの広大さに驚いていたので、そこで大人数で飲んでみたいと思って予約した。

入店をして、1階にいる店員のひとに、「予約の大里ですが」と申し出るのは別段おかしなことではないと思うけれど、「私は知らない!」と一喝された。カウンターの常連さんから「あの人は何も知らないから2階にあがっていいんだよ」と諭され、また別の友人は、1階の店員さんが「どうなったって知らないわよ」という謎の捨て台詞を吐いたという報告も受け、出だしからよく分からない。

2階に上がってみると、それはそれで怒られる。曰く、予約をしたんだから全員そろってきなさいとか、まあでもこれはその通りですね。飲み物は口頭で言わないといけないけど、食べ物は紙に鉛筆で書かないといけないとか、独自ルールがいっぱいあって、間違えるたびに一喝される。だから知らないメニューがあっても「これは何ですか?」などとは言えず、肝試しのように頼んでいくしかない。キラスという料理が生キラス、焼キラス、梅キラス…などとあるが、キラスを知らない僕らはどうしていいのか分からない。知らない料理で「生」を頼むのは危険だということで、十分な議論の結果「焼キラス」を頼んでみると、出てきたのはどう考えても生だったり。「すしめし 五三〇円」というのを頼むと、白米に一切酢が入っていなかったり。「カンガルーの唐揚」を頼むと(これは美味しかった!)、獣の毛が無数に刺さっていたり。ソーセージの唐揚が「ポコ天」という名前だったり。まぁとにかく楽しかった。

みんながわいわい騒いでいる光景も、久しぶりだったな。