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2010.8.17 日常日記

ハイビスカスの花が開いた。

あまりの暑さに眠れなかった。朝4時前くらいに目が覚めると、庭で育てているハイビスカスのつぼみが今にも開きそうだった。まだ体は横にしていたかったので、しばらくずっと眺めていることにした。

じーっと見ていると、ほんの少しずつ、じわじわと、つぼみが動いているのが確認できた。それはまるで、映像作家ビル・ヴィオラの作品を見ているようだった。ビル・ヴィオラの作品というのは、人のくしゃみとか、泣いているといった1分間の映像を80分くらいに引き延ばすというものだ。その作品を見たときに、ものすごく時間=生命ということを表現しているなぁと思ったけれど、それは現実に起こっていることだったのだ。

3時間ほどで、花は完全に開ききった。壮大かつ静謐な映画を見ているようだった。3枚の写真は、見始めてから1時間半以上経過してからのものだ。つぼみのときから撮っておけば良かった。