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2006.7.2 日常日記

La Piccola Tavola

永福町というのは駅前を眺めると何もない駅だが、注意深く散策すると点々と興味深い店があったりする。そんな感じで、銭湯の裏あたりに「La Piccola Tavola」というイタリアンのお店があって、評判という点では大勝軒というラーメン屋をしのぐ名店と言われている。

ダメ工房員のよっつ、とよんが昨日から家に来ていて、そのまま徹夜、昼まで話し込んで、せっかくだからランチを食べようということになって、このLa Piccola Tavolaに足を運んだ。そこでピザのランチセットを頼んだのだが、このピザの大きさが考えられないほどに大きかった。たぶん体積で考えると、白木屋のピザの4倍以上はあるに違いない。単品でこの大きさなら分かるが、ランチセットなのだ。一人前ということで出してきている。あろうことに皆そろって、ピザのランチセットを頼んだのだから、テーブルにどでかいのが4つ、飽きれるボリュームで並んだというわけだ。隣のテーブルに座る幼稚園児が興味深げにこちらをじろじろ見てくるのもうなずける。とよんは食べる前から顔がひきつっている。店員も注文を受けた時点で「大きいですよ」と一言くれればいいのに。

しかしこのピザがまた、ひっくりかえるほどおいしかったので、事態はやっかいになった。生まれてからこんなに美味しいピザを食べたことが無い。特に生地がおいしい。窯で焼いているというのが売りらしいが、素晴らしい焼き上がりだ。そういうわけでじっくり味わいたいが、しかし食べきらないといけない。あんなにおいしい生地も、刻々と迫る満腹感の前では、敵以外の何者でもなくなる。これは戦いなのだと気づいた。もちろん、敗北したが…。隣のテーブルの幼稚園児が、「残しちゃダメなんだよ」とでも言いたげな目でこちらを見る。あの純な瞳が、僕等には痛すぎる。お腹がいっぱいなのだ。イタリア人サイズを日本人に食わそうという発想が間違っているのだ。店員が「お持ち帰りしますか?」と聞いてきたので、若干救われたが。

でもやっぱりおいしい。永福町を訪れた際には大勝軒はスルーしてLa Piccola Tavolaに行くべきだと僕は思う。再度行くときには、サイズのことも考えて、徹底的にあじわってみせたい。