明和電機
美術手帖という雑誌を、頻繁に買って読んでます。まあかたっくるしい本だが、今の美術のことが分かるので、美術を勉強する人間として読んどこうかなあと…。
今日、新しい美術手帖を買ってみると、今月は僕の大好きな「明和電機」の特集でした。
明和電機といえば、おそらく現在活躍するアーティストの中でも、もっとも認知度が高いのではないかと思います。「誰でもピカソ」とかにも出てるしね。ちなみに僕の携帯ストラップは、明和電機がつくった「サバオ」のストラップです。
明和電機がおもしろいなあと思うのは、自分の世界観みたいなものを形成するのにやけに凝っている、というところかな。ひとむかし前の中小企業を想定して、名前は「明和電機」だし、社訓とか社歌もあって、土佐兄弟は社長・副社長と名乗って青い作業服を着てるし、作品のことを「製品」、展覧会の事を「製品発表会」と呼ぶ。できた製品はちゃんと大量生産できるようになっていて、実際売られている。(高いけど)
作品、もとい製品そのものもおもしろいのだけれども、その製品を生み出す環境、そしてそれを売り出すまでの経営プロセスみたいなものが、非常に見所のある、もっともおもしろい部分であると感じています。吉本興業に所属しているというのも、明和電機の企業イメージをよりリアルにさせる効果があるように思います。
…と、以前から思っていた事が、わりと同じような解釈で掲載されていたので非常に嬉しくなりました。
でも驚いたのは、社長のほうが「芸大油絵科を受験する!」と宣言して小沢剛氏に師事して油絵の勉強をはじめたっていうことかな。ふしぎな兄弟です。