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2010.11.14 旅行記,日常日記

ハワイ旅行4〜5日目

朝早く目覚め、ダイヤモンドヘッドへ。トロリーバスでも行けるが、なんとなくあれには乗りたくないと思い、頑なに路線バスを選択。路線バスの乗り方にも慣れてきた。乗車時に運賃を支払い、おりたいところで、窓にはわせてある固い紐を引っ張ると、次の停留所で降ろしてくれる。

ダイヤモンドヘッドは、想像以上に過酷な観光地だった。小規模な噴火活動によってできた、クレーターのある岩山らしいが、足場の悪い急勾配の坂道の連続に、高齢者を中心に脱落者が続出。その坂道が終わったら、今度は階段に次ぐ階段。全部上りきって、よかったよかったと思ったら、今度はらせん階段でさらに上まで登らされる。なんとなく一緒に行動していた白人の高齢者夫婦と笑い合った。登りきると景色もよく、気持ちがよかった。



その後、登山口から路線バスでチャイナタウンに向かう。最初に来たのが3番のソルトレイク行きのバスで、乗ろうとすると、「ワイキキには行かないよ!」と2、3度怒鳴られる。チャイナタウンに行きたいと言うと乗せてくれたが、なるほど、観光とはほど遠い、ローカルな地域をめぐる路線だった。通学の中学生、老人、主婦など、あらゆる生活する人を乗せて行く。この光景を見ることができて良かった。

海外渡航歴の多い妻は、口癖のように「外国に行ったら、その国のチャイナタウンに行け」と言う。必ず周辺に、おもしろい雑貨屋やカフェができているというのだ。この手の「寿司屋に行ったら玉子を食え」「居酒屋に行ったら煮込みを食え」的な格言は、得てして当たるものだが、なるほどチャイナタウンは面白かった。まず市場がある。そこを中心に、きれいとは言えないレストランがあり、その合間合間に、家賃が低いからできるような、いかがわしい雑貨屋やカフェ、ギャラリーなどがぽつぽつとある。それが上手にアジア的な要素とアメリカ的な要素が混ざり合っていて、ハワイに来て一番面白い光景を見たと思った。



チャイナタウンの一番端の、ベトナム料理と中華料理を出すという「金河餐館」というお店に、なんとなく入ってみるが、明らかに観光客慣れしていない、ふつうの食堂だった。ジャスミンティを頼んだら、店長がすっ飛んできて、強引にレモンティに変えられたりとか。ワンタンメンとバインセオ(ベトナム風お好み焼き)を頼むが、とても美味しかった。

それからおしゃれな雑貨屋で色々と民芸品や、19世紀のハワイのポスターみたいなものを物色、途中で見つけたDu Vinというカフェでビール。このカフェはおしゃれだった。その並びにあるTシャツ屋で、安いTシャツを物色。お店のお姉さんが、「今月27日のアド街っく天国で、うちが紹介されます!」と言っていた。ハワイ編とかやるのかな。


ワイキキに帰ってから、念願のウクレレを購入。良い買い物ができたと思う。その後、妻のご両親を交えて、帰国前日を祝して、かなりジャンクなバーで晩餐会。ダイヤモンドヘッドのように大きいナチョスをみんなでつついて食べた。