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2011.10.5 日常日記

近所の猫事情

マンションにうろついている野良猫(我が家では彼をボスと呼んでいる。近所一帯を管理してそうだから)はとても警戒感が強いけれども、2階に住むおばあちゃんだけにはなついている。どうやら、おばあちゃんが定刻に餌をあげているようだ。驚きなのは、「おばあちゃんが餌を持って出てきたら猫がやって来る」のではなくて、「猫がマンションに立ち入ると、その気配を察したおばあちゃんが外に出てくる」のだ。

もうすぐ冬だから寒いだろうと思ったのか、おばあちゃんは段ボール箱に穴を空けて、その中に毛布をしきつめて、猫用の家を作って、自転車置き場の隅に置いていた。律儀にも「2●●号室 スズキ」と署名まで入れていたけれども、管理人か誰かに怒られたのだろう、翌日には無くなっていた。僕は猫が好きだからなんとも思わないけれども、猫を嫌いな人もいるだろうし、放火の危険性もあるということなんだろう。

僕と妻が猫に寛容なことを知ったおばあちゃんは、会うといつも挨拶してくれる。

ボスの近影