2004.1.22
バージョン6
バージョン6を直して、づけしにまた見てもらう。
結論としては、バージョン6は「無い」ということだった。
そういえば、僕は「重い」エピソードを追うことを、そもそも避けていたんじゃなかったのか。重くて悲しい話を引っ張り出してきて、「ほら、つらそうだろ」「ほら、不幸だろ」というやり方を、忌み嫌っていたんではなかったのか。だから敢えて、そういう面をゆるりとかわしてきたんじゃなかったのか。
なんか重そうなエピソードを入れて、確かに作品の雰囲気は変わった。複雑な感じになった。ほかのインタビューや行動などに対する見方にかなりの影響を与えた。でも、それは、「ただの」ドキュメンタリーになった。なんだかすごく予定調和な、僕の望んでいない結果だった。
僕はそんなことじゃなくて、とにかく明るくて、ポップで、良く分からないけど勇気が沸くような感じに、そもそもしたかったんだということに気づかされた。内容があるかどうかとか、人間の本質がどうのというのは、確かにそれをすればすばらしい「よくあるドキュメンタリー」になるのかもしれないけど、はっきりいって僕にはどうでもいいことなんだということを一回りめぐって気づくことが出来た。
それと同時に、この僕の望む路線では、すでに出来上がったバージョン以上にはなり得ないのだなということに、なんだかとっても限界を感じた。手詰まりだ。これで終わりかもなぁと思った。







