2008.2.10
ペルセポリス
![ペルセポリス [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qR94MmXTL._SL160_.jpg)
昨日はシネマライズで映画「ペルセポリス」を鑑賞。これが、素晴らしい映画だった。
内容は、80年代前後のイランにおいて、多感な少女マルジが戦争や抑圧、海外への留学などの経験を通して成長していくアニメーション映画。イランといえば僕の一番好きなアッバス・キアロスタミ監督やモフセン・マフマルバフ監督の作品が有名で、これらの作品を見ると、イラン国内の雰囲気の一端を味わうことができる。ところが、「ペルセポリス」で描かれるイランというのは、そういった伝統的なイラン映画では描かれなかった部分が表現されていて興味深い。例えば、こっそり外国のロックを聞いて興奮したり、友人たちとこっそりお酒の入ったパーティを楽しんだり、家庭内では反政府的な談合が次々と開かれて、政治家への愚痴がもれる。「ストイックで抑圧的な国、イラン」の常識を覆すエピソードがさまざま紹介される。少年少女の多感さってのは、イランでもどこでも万国共通なのだなぁと思えて、気持ちがいい。
僕としては、同じく戦争下のユニークな成長物語ということで、なぜか「ブリキの太鼓」を連想した。どちらにしても政情に運命を翻弄されながら、たくましく生き抜いて行く主人公に、思い入れが強くなる。
アニメーションの技術も素晴らしいものがあった。ちょっとブラックユーモアの入った、ユニークな絵柄が、戦争や抑圧といったイランの重い歴史と絡み合って、独特の雰囲気を醸し出している。これは原作がマンガのようで、上映後、このマンガを買おうかとも思ったが、財布の都合上、今回は見合わせる事に。
その後、東向島のモツ煮屋めぐり。何でか知らないが、確かに町中にモツ煮屋が点在している。ガイドブックを片手に、三軒はしごしたが、どのモツ煮も個性があって、おいしかった。写真撮れば良かった。









