2007.5.16
過去のない男
両親と姉が、祖母の三回忌で数日間、秋田に行くことになった。当初は僕も行くはずだったのだが、東京都K区のポスターがどう考えても終わりっこないということで、実家に戻り猫の世話をすることになった。これから数日は、実家で仕事をする。
秋田行きは18日からなのだが、仕事の切れ目が良いこともあって、今日、車を借りて仕事で使う資料やPC、机などを実家に移動した。セッティングして、すぐにポスター制作に取り掛かってみるが、落ち着かない。環境というものは大事だ。猫も僕のことを忘れたのか、寄ってこない。
夜、BSを見ているとアキ・カウリスマキ監督の『過去のない男』が放映されていた。これ、おとといくらい見たばかりじゃないか。こんなに短期間で2本も見るとは…。そのあと、持ってきたレンタルビデオを取り出し、同じくカウリスマキ監督の『浮き雲』を見た。この監督、好きだなぁ。貧しくて、寂しい思いをした人たちがいっぱい出てくるのだが、なぜか皆、カラっとしている。むしろ豊かにも思える。それはきっと、その世界に音楽があるからだ。映画の世界のなかで、古い音楽を新しい音楽として、渋い音楽をおしゃれな音楽として流し、人はみなそれを聞きながら、お酒を飲んで、少しだけ救われている。映画はそういうことができるんだ、むしろこれが映画らしい表現と思った。








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