2008.8.18

お盆期間の、ある一日。

先日、太田尻家に行った時に、タジリさんから「お盆中は砧公園で遊んでいるから、ヒマだったらおいで」と言われた。「毎日いるんですか?」と聞き返したら、「毎日、砧公園で転がっている」という話だった。

それからお盆に突入したが、僕も要領が悪いのか、なかなか仕事がさばけない。水、木と仕事をして、金曜日になって、ようやく暇ができた。しかしいくらなんでも、お盆休み3日目の真っ昼間から公園にいるとは思えない。しかし、いなかったらいなかったで、公園で一時間くらい空でも眺めようと思って、家を出た。

うちから砧公園までは、自転車で荒玉水道道路を一直線。桜上水、千歳船橋を抜けて、環八にぶつかったらしばらく南下。案外早く着いた。驚いたことに、お盆真っ最中の砧公園には人がほとんどいない。で、公園をうろちょろしていたら、田尻さんがひとり、ビールを飲んでいた。本当にいた! 僕もビールをいただいて、何となく空を眺めた。それから他愛もない話をしつつ、ひとり、ふたりと人が来るが、みんな「本当にいた!」と口で言ったり、そんな顔をしていたり。確かによく考えたら変わったお盆の休み方かもしれないが、では無理矢理、満員電車みたいなのに乗って、どこも人がいっぱいの観光地とかに泊まるのが正当な休みなのか、という話になって、確かに公園で寝そべっているとゆっくり休んでいるという気持ちになるよね、という結論になった。

田尻さんが「公園って音が空に逃げていくよね、それが気持ちいい」と言っていたが、確かに蝉がギャアギャアと鳴いている割には、それがなんだか綺麗に感じられる。いや、よく聞くと木が揺れる音、遠くで子どもが遊ぶ音、虫、鳥、犬などいろんな音が混じっているのだが、全部うるさくない。不思議だ。たぶん、砧公園では優秀なミキサーを雇っていて、騒音をうまくミキシングしているんだと思う。そう思うくらいに、音が心地よかった。

それから裸足で蹴鞠、キャッチボールなどをして、夕方になって解散。すごく楽しかった。帰り道、「あしたは府中競馬場まで自転車で行く、朝10時集合!」と誘われ、面白そうだから行けたら行こうと思った。

そのまま大学の友人と飲むために明大前にある沖縄居酒屋「宮古」で飲む。ここは何度か来ているのだが、とにかく安くて、それなりにおいしい。泡盛350円である。沖縄居酒屋というと妙に内装がこじゃれていたり、割ったら怒られそうな琉球ガラス使ったり、BGMが島唄だったり、それで泡盛700円みたいな感じが、なんか気に入らなかったりする。そういう意味で「宮古」はまったく沖縄居酒屋らしくないというか、気取ったところがない。オリオンビールすらない。それが好きかどうかは分かれるところだろうが、僕は好きである。それで安く済むと思っていたら、なんだかんだで泡盛を頼みまくって、お会計は一人4000円。ずいぶん高くなってしまった。誘ったのは僕なので、ちと申し訳ない気分になる。

それから帰れなくなった友人とうちで美術の話をしながら飲んだりして、朝方倒れる。気づいたときには夕方で、「競馬場への旅」には行けなかった。そんなお盆期間の、ある一日。さて仕事に戻ろう。

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